ハンガリー生まれの農業家ゲルゲイが耕すグルメガーデンGG FARMの旬やハンガリーの食などを綴っています。


by GG FARM
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夢を叶える

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GG FARMの畑は3箇所ありますが、
すべて地主さんからお借りしています。

農薬や化学肥料、除草剤を使わないでお野菜を育てるとなると、
まわりの農家の方のご理解はもちろん、
地主さんに許可を頂かなくてはならないのが常識です。

私達がこうして、
農業を主とした生活を続けていけるのは、
ご縁があって、地主さん達のご理解があったからこそなのです。

今日麦刈りを行った土地の地主さんは、
戦争真っ只中にお生まれになられたというTさん。
定年退職後から、
農薬、化学肥料、除草剤を一切使わず、
ご両親が残された田んぼでお米や黒豆を育てておられます。

Tさんに、出会ったのはちょうど3年前。
そのおいしい黒豆のルーツをたどって出会いました。

農業を新規ではじめるには、三田だけでなく、
おそらく、どこでも、いろいろなしがらみを制覇し、
封建的な枠に入るのはとても困難なことだと覚悟をしていました。

でも、そんな困難がストレスになるのなら、
育つ野菜やハーブも私達もストレスを抱えるだろうし、
ヨーロッパへ帰るという選択を持ちながら、
農地を探していました。
そんなとき奇跡の手を差し伸べてくださったのが
このTさんでした。

「ああ~いいよ。ここ使う?
ぼくは、そんなふうに頑張る人を応援したい。」

微生物や小動物の多いTさんの健康な田んぼは、
日に日に畑へと変化し、ようやく3年目にした今、
土が自分の手に馴染むようになり、
野菜やハーブが育つようになりました。

そして2年前、
三田に農業水路や水田が出来る前は
麦畑や、サトウキビ畑が広がっていたというのを聞いたギャリは
以前麦を専門として栽培指導や貿易の仕事を行っていたときの
麦魂が目覚めます。

野菜の次は、麦も自分で育ててみたい。
そんな妄想と野望がみるみるうちに膨れ上がっているとき、
Tさんから相談を受けることに。

実はTさんも、麦を、黒豆の裏作で育てたいと思っておられたのでした。
自分が幼い頃にみて育った麦畑をと。

そこで、話はすすみ、麦の栽培へそして、収穫へと夢が叶ったのです。
作業はほとんどTさんがしてくださったので、
夢を叶えていただきました。

昨年度はじめて収穫した麦のほとんどは、
今年育てる種の為に、保存し、
一部は、全粒粉で粉の味を最大限に生かして焼いてくださる
Mさんにテストして頂いたところ、

次は、そのMさんのパンを食されたTさんの夢が膨らみ、
人と人とのつながりとアイデアが深まって・・・・・

先日の麦刈りは、大勢の方かお手伝いいただけた中、
大盛況として終わりました。

さて、麦の味が、気になるところです。
報告は、試食後にいたします。
お楽しみに!
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by gg-farm | 2009-06-16 09:39 | 日々のこと☆Dialy | Comments(0)